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新型コロナウイルスとPOWERbreathe

(株)エントリージャパン(本社:東京都新宿区 代表取締役:ダニエル・ステイコ)は、POWERbreathe International Ltd.(英国)で発表された呼吸筋トレーニングIMTの可能性についてお知らせいたします。

POWERbreatheの歴史

パワーブリーズ社は、すべての人の呼吸を改善するために役立つ製品開発に取り組んでいます。これらは英国を代表するスポーツ科学者たちによる研究の成果です。1990年代、彼らはアスリートだけでなく、呼吸器疾患をもつ患者や健康人における運動耐性にも呼吸が影響していることを認識しはじめたのです。この発見から先駆的な研究を行ったことで、有益な結果がもたらされ、最初の製品設計へと至りました。現在、開発より30年目を迎え、呼吸をするすべての人をサポートしています。

POWERbreatheはCOVID-19に役立ちますか?

私共は企業として、医学的な資格を持つ立場で医学的なアドバイスをすることはできません。また、基礎疾患など持病がある場合は、必ず医師にご相談されることをお勧めします。しかしながら、パワーブリーズがどのように我々の身体にはたらくのかを説明することはできます。

呼吸と呼吸筋について

多くの人は正しく呼吸をしていません。正しく呼吸ができていないのは、生活習慣や職種、あるいは病状などが関係している可能性があります。タブレットやPCに向かう事でさえも呼吸は制限され、浅い呼吸となっています。では、より深い呼吸をするには、どうしたら良いのでしょうか?それには呼吸筋が関係しています。呼吸筋は自身のもつ能力を超えて負荷がかかると、呼吸筋が疲労し、それを息切れとして感じるのです。例えば、バスに乗り込むために走ったり、急な階段を上ったりする際に息切れが起こります。これは多くの方が経験したことがあるでしょう。また、喘息や慢性呼吸器疾患(COPDなど)の症状にも息切れがあります。そこで、手足や体幹の筋力トレーニングと同じように呼吸筋も鍛えることができるのです。

POWERbreatheを用いた呼吸筋トレーニングIMTについて

30年に及ぶ科学的な研究開発により、パワーブリーズを用いた呼吸筋トレーニングIMTの有効性は証明されています。スポーツと医療、双方の研究において呼吸筋力を向上させることが示されています。その結果、呼吸持久力が向上し、呼吸疲労が軽減されます。パワーブリーズは、肺を膨らませたり縮ませたりする呼吸筋を鍛え、より快適な呼吸をもたらします。

呼吸筋トレーニングIMT −手術前、手術後、ICU

英国では国民保健サービスにおいて、最先端のデジタル式パワーブリーズを使用した大規模な多施設での術前術後(周術期)研究が行われています。患者は、手術後の成果を向上するため手術前にパワーブリーズを使用して呼吸筋トレーニングIMTを行います。その結果、無気肺や肺炎の軽減、ICU滞在日数の短縮につながっています。

このように患者が手術前に呼吸機能を高めることを求められているのであれば、今から自分の呼吸機能を高めることは理にかなっているように思えます。つまり、呼吸筋トレーニングIMTにより予め呼吸機能を高めるという予防策は、COVID-19に感染してしまった場合の”緩衝”になりうると考えられます。しかしながら、保証はありません。

世界理学療法ガイドラインにおける呼吸筋トーニングIMT

2020年3月に発行された世界理学療法連盟などによる「急性期病院におけるCOVID-19の理学療法管理:臨床実践のための推奨」では、人工呼吸器からの離脱プロセスの一部として呼吸筋トレーニングIMTが推奨されています。

おわりに

COVID-19がもたらした危機的状況の予期せぬ期間は、できる限り健康的になるために意味のある機会でもあります。これには、徹底された衛生管理、定期的な運動と適切な栄養管理が含まれます。また、パワーブリーズを用いた呼吸筋トレーニングIMTを行い、呼吸筋の筋力と持久力を向上させることも重要であると考えます。

株式会社エントリージャパンについて

2001年創立以来20年にわたり、人々の健康をサポートする事業に注力してきました。「健康に役立つ」「からだに優しい」「わかりやすい」を3つの柱に、世界中の優れた製品を日本国内の皆様にお届けしています。また、2003年よりPOWERbreathe International Ltd.のパートナーとして日本国内での事業を行っています。

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